2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1440ページ
ナイス数:9ナイス

無人踏切―鉄道ミステリー傑作選 (光文社文庫)無人踏切―鉄道ミステリー傑作選 (光文社文庫)感想
幽霊列車はやっぱり素晴らしいと再認識。
読了日:9月11日 著者:
ロスト・ワールド―ジュラシック・パーク〈2 上〉 (ハヤカワ文庫NV)ロスト・ワールド―ジュラシック・パーク〈2 上〉 (ハヤカワ文庫NV)感想
深く考えずに楽しんだモン勝ち。SFってそんなもんだよね。もう、クライトンの魔術にかかれないのは、すご〜く残念。
読了日:9月6日 著者:マイクル クライトン
ロスト・ワールド―ジュラシック・パーク〈2 下〉 (ハヤカワ文庫NV)ロスト・ワールド―ジュラシック・パーク〈2 下〉 (ハヤカワ文庫NV)感想
ジュラシックパークとくらべると、全編とおして理屈っぽさが漂っていて、人間vs恐竜のサバイバル感がトーンダウンしている印象。とはいえ、絶滅と進化論に対する薀蓄と仮説は非常に面白い。でも、もう執筆されてから17年も経ってるんだよね。今読むと、恐竜についても研究が進んでいるし、ちょっとノスタルジックになれるかも。
読了日:9月6日 著者:マイクル クライトン

読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2048ページ
ナイス数:26ナイス

アルカード城の殺人 (扶桑社ミステりー)アルカード城の殺人 (扶桑社ミステりー)
こういうのは、参加するとたのしいんだろうなぁ。クイズを真面目にやるなら、電車で読んではいけません。170点で1級刑事クラスらしいです。
読了日:08月29日 著者:ドナルド&アビー・ウェストレイク
黒死荘の殺人 (創元推理文庫)黒死荘の殺人 (創元推理文庫)
これだけ人が動いているのに、密室殺人を完成させられるのは、カーだけだよね。動機も一筋縄ではないし。カーの初期作品は本当に面白いよ。訳も読みやすくなってるから、古典を躊躇してるひとは、これを期にトライしてみてほしい。ちなみに「黒死荘」の名は、講談社の世界推理小説体系で読んでました。もちろんハヤカワ文庫の「プレーグコート」名も読んでたけど、内容はあまり覚えてなかった。
読了日:08月25日 著者:カーター・ディクスン
君の館で惨劇を (本格M.W.S.)君の館で惨劇を (本格M.W.S.)
いや〜、これはコメディですかね。いろいろと逝っちゃってます。トリックとか動機とか、もうどうでもいいのね。探偵の容姿とかネーミングとか、ある意味凄いよ。「崩壊」しているこんな作品を、商用本で売り出せる度胸に敬服する。解説書いてる横井司さんも大変だったろうに・・・
読了日:08月19日 著者:獅子宮敏彦
獄門島 (角川文庫)獄門島 (角川文庫)
福島読書会の課題本。もう何度目の再読でしょうかね。和洋問わず、見立て殺人はリスクが大きい。そのわりに得るものは少ない。「獄門島」と「悪魔の手毬唄」の見立ては、リスクに対する妖艶さでカバーできているからよしなのかも。「悪魔の手毬唄」よりは、見立ての必然性が「獄門島」の方がしっかりしている。ま、あれこれ語らずに、横溝は読書の楽しさを堪能できればそれでよし。
読了日:08月17日 著者:横溝 正史
湿地湿地
墓を暴いたり、アパートの床下をぶっ壊したりとやることが派手な割りに、内容は凄く重い。レイプというキーワードを元に、冒頭で殺された被害者の裏の顔と過去が明らかになるにつれて、心に傷をもつ女性がクローズアップされいてく。そして、決定打となる遺伝子疾患の問題。ストーリーもさることながら、主人公の刑事の私生活が控えめながら強いインパクトを与えてくれる。トータル的によくできた作品だと思う。全編、雨降りのグレーな風景が印象的。
読了日:08月11日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
エジンバラの古い柩 (創元推理文庫)エジンバラの古い柩 (創元推理文庫)
うわー。最終章が衝撃的過ぎる。でも、歴史が変わるってことは、たかだか警部補の身でしかないファロにとってはしかたがないのか。それにしてもダーク過ぎる。シリーズ2作目だけどこの終わり方は終幕に近くないか?これは、前作「修道院の第二の殺人」とニコイチで読んで欲しい。法村里絵さんと創元の編集を交えて、読書会を、したいくらいの衝撃的結末!
読了日:08月05日 著者:アランナ・ナイト

2012年8月の読書メーターまとめ詳細
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7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2009ページ
ナイス数:5ナイス

闇と影 (下) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕闇と影 (下) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
1811年に起きたラトクリフ街道殺人事件がベース。切り裂きジャックものもそうだけど、この手の小説は、事件に対して作者の思い入れが強ければ強いほど、小説として壊れいくような気がする。読みにくさも手伝って、読了するのが疲れたよ。途中、なんど挫折しそうになったことか・・・。 そういえば、リジーボーデン事件のやつもそうだったなぁ。当たりを引けない自分を呪うしかないのかorz
読了日:07月28日 著者:ロイド・シェパード
闇と影 (上) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕闇と影 (上) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
なんだか文章が読みにくくて、難読な感じ。訳のせいかな??
読了日:07月27日 著者:ロイド・シェパード
横断 (ハヤカワ・ミステリ文庫)横断 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
いや〜、フランシスはやっぱり読ませるね。時に競馬じゃなくてもいいんじゃん、って気持ちにもさせられるけど、脇に回っても馬が大事。フランシスは連続して読むと飽きちゃうけど、たまに読むとツボにはまるよね。
読了日:07月21日 著者:ディック フランシス
殺され急ぐ女たち (集英社文庫)殺され急ぐ女たち (集英社文庫)
再読なんだけど、ミステリとしては緩い感じで終わっているのが残念。そもそも作者がロマンス小説作家だから、ハードルを高くしても仕方ないか。珍しいオーストラリアの鉄道ものということで貴重な1冊です。
読了日:07月14日 著者:エマ・ダーシー
アムトラック66列車強奪 (文春文庫)アムトラック66列車強奪 (文春文庫)
ものすごく久々の再読。いや〜、愉快痛快です。アムトラックとVIAの鉄道薀蓄も満載。テンポもよくて大満足。新刊では買えないので、ブックオフとかで見つけたら即買いをオススメします。
読了日:07月05日 著者:クリストファー ハイド

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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6月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2487ページ
ナイス数:7ナイス

判事と死刑執行人判事と死刑執行人
これは、すごくいい。終始霧の中なイメージと、老警部から発せられる哀愁とあきらめ。短くそして素っ気ないくらいな表現の中に凝縮された世界。こういう作品は埋もれさせずに、もっと読まれるべきだ。早川からも翻訳がでていたそうだ。自分は読むべくして読んだ。本作は読まれるべきして訳されている。お薦めの一冊だ。
読了日:06月28日 著者:F. デュレンマット
新装版 絃の聖域 (講談社文庫)新装版 絃の聖域 (講談社文庫)
どれくらいぶりの再読だろう。いや〜、栗本薫らしい作品であることは間違いない。この無駄遣いとも思える言葉の泉を堪能して欲しいですよ。世界観とか「芸」についてとか色あせていない感じ。新装版でそれも一冊で読めるなんて。。。
読了日:06月27日 著者:栗本 薫
機動警察パトレイバー PERFECT BOOK キャラクター&メカニックス徹底解析 (別冊宝島 761)機動警察パトレイバー PERFECT BOOK キャラクター&メカニックス徹底解析 (別冊宝島 761)
また、劇パト3部作を映画館でやってくれないかなぁ・・・
読了日:06月25日 著者:
迷走パズル (創元推理文庫)迷走パズル (創元推理文庫)
そうかぁ。詰めが甘かったねぇー。トリックは古めかしいけど、テンポとかストーリー性は合格点。病院なのに、えらくドタバタしております。お手頃価格で読めるのは、東京創元社に感謝。
読了日:06月18日 著者:パトリック・クェンティン
本当にあった笑える話PINK―みんなのエッチないしょ話〓 (〔ぶんか社コミック文庫〕)本当にあった笑える話PINK―みんなのエッチないしょ話〓 (〔ぶんか社コミック文庫〕)
くだらないけど、くすりっ
読了日:06月15日 著者:桜木 さゆみ
エラリー・クイーンの災難 (論創海外ミステリ)エラリー・クイーンの災難 (論創海外ミステリ)
ホックの「インクの輪」は、贋作としても本格としても、ものすごく秀逸。この1編を読むだけでも、本書を買う価値はある。次点は「本の事件」。エラリー・クイーンスタートレックのコラボは爆笑もの。
読了日:06月13日 著者:エドワード・D. ホック
死せる獣 ―殺人捜査課シモンスン― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)死せる獣 ―殺人捜査課シモンスン― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
なんだか、全体的にすっきりしなかった感じ。反小児姓愛者撲滅キャンペーンの展開のしかたや、犯人グループへの逆転的な世論とか、現代社会の脆さみたいなものを考えさせられる。デンマークの、社会情勢とかよくわからないけど、社会派ミステリとして本作をとおして、作者は一石を投じたかったのだろう。それにしても、終始肌に合わない作品だった。いろいろ読んでいれば、相性の悪い物もあると言うこと。
読了日:06月09日 著者:ロデ ハマ,セーアン ハマ

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
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5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2074ページ
ナイス数:10ナイス

アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)
ハリウッド的サスペンス以外なにものでもないね。最後はポール・アンダーソンのバイオハザードかと思ったよ。
読了日:05月31日 著者:セバスチャン・フィツェック
密室殺人 (集英社文庫)密室殺人 (集英社文庫)
実は青い密室は未読だったのです。赤い密室と白い密室に劣らずの良いできでした。赤>青>白の順で好きかも。黒い密室も鮎川の頭の中にあったらしいけど、本人が密室への興味をなくしてしまったので、すっかり忘れてしまったってのは、とても残念なことでありんす。鮎川の密室モノと言えば、道化師の檻も忘れちゃいかんね。
読了日:05月26日 著者:鮎川 哲也
技師は数字を愛しすぎた【新版】 (創元推理文庫)技師は数字を愛しすぎた【新版】 (創元推理文庫)
最後は初期の浅見光彦シリーズのようだった。この手の終わりかたは、あまり好きではない。全体的には、マルイユの粘着質な性格が楽しめたね。核燃料が入った魔法瓶みたいなチューブってのが、最後までイメージできなかったのは、自分だけ??
読了日:05月23日 著者:ボワロ&ナルスジャック
オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))
福島読書会のために再読。これだけ、理屈が成り立つようにしかけている、クイーンに拍手。初期のクイーンでは、理屈が最優先で、動機だのトリックだのは二の次だもんね。この理屈しばりが、あとあとクイーンを苦しめていくんだけど、それはそれでミステリに一石を投じているし、クイーン無くしてはミステリ論を深く考えさせられることはないね。
読了日:05月17日 著者:エラリー・クイーン
マシューズ家の毒 (創元推理文庫)マシューズ家の毒 (創元推理文庫)
おば様方が大騒ぎ。前作より断然おもしろくなってます。
読了日:05月12日 著者:ジョージェット・ヘイヤー
悲劇の臨時列車―鉄道ミステリー傑作選 (光文社文庫)悲劇の臨時列車―鉄道ミステリー傑作選 (光文社文庫)
綾辻と笹沢、それと中津文彦の作がよかった。中津文彦氏は先日亡くなられてしまったのだが、氏がこのてのサスペンス物を書いていたとは、知らなかった。
読了日:05月04日 著者:西村 京太郎,原田 康子,津村 秀介,風間 一輝,笹沢 左保,山村 正夫,綾辻 行人,戸板 康二,有栖川 有栖,中津 文彦

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
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日常

てなわけで、夏真っ盛りなタイに旅行してきました。観光の感想とかは全く書く気もないし、読む気もないと思うので、タイの本屋さんで撮ってきた写真を3枚ほど(急いで撮ったのでブレブレですが・・・)。
なんと横溝がタイ語に訳されているではありませんか!驚くほどのことでもないのかもしれませんけどね。

で、これは「本陣殺人事件」。ふと思ったんだけど、コロコロ、シャーンは、タイの人に理解できるんだろうか?日本人でも文章だけで理解できる人は少ないとおもうんだけど。。。


で、これは「悪魔の手毬唄」。本陣に比べれば、見立て殺人だしわかりやすいかもね。2個イチがタイの人にすんなりわかれば、問題ないね。


こっちは「毒の矢」。同性愛とオカマ(タイは何気にニューハーフ大国じゃん)しか結びつかなかったのは、自分の知識薄をさらしだしてるな。。。
このほかにも、「迷路の花嫁」とか「不死蝶」なんかもあったりしたので、結構、金田一は人気があるのかも。通し番号もふってあるし、死してなお横溝正史のすごさかなと思ったり、思わなかったり。横溝シリーズは、表紙のデザインがなかなか美しいので、目を引きます。
横溝以外にも、赤川次郎の作品がタイ語訳されてました。吸血鬼シリーズと三毛猫ホームズシリーズが多く訳されてました。猫=マツコっていうビジュアルがタイでスタンダード化しないことを望みますな(笑)

読書

4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2142ページ
ナイス数:4ナイス

名探偵のキッシュをひとつ (コージーブックス)名探偵のキッシュをひとつ (コージーブックス)
スクールでは、ワインのコースだけ受講したけど、チーズのコースもあったんだよね。そりゃ、いくらかは分からなくもないし、料理もするから、作中にでてくるチーズと料理が美味しそうでたまらんのです。犯人探しよりも、今回はそっちを楽しみました。
読了日:04月29日 著者:エイヴリー エイムズ
蝋人形館の殺人 (創元推理文庫)蝋人形館の殺人 (創元推理文庫)
なんかね、こういうコテコテの世界観がカーなわけで、問答無用に楽しいのですよ!
読了日:04月24日 著者:ジョン・ディクスン・カー
時刻表でたどる夜行列車の歴史 (キャンブックス) (JTBキャンブックス)時刻表でたどる夜行列車の歴史 (キャンブックス) (JTBキャンブックス)
あーぁ、昭和には、風情ってものがあったよなぁ
読了日:04月19日 著者:三宅俊彦
十三回忌 (ミステリー・リーグ)十三回忌 (ミステリー・リーグ)
こんだけの大仕掛けトリックは久々だなぁ。いろいろと穴はあるけど、トンデモトリックを読みたい人は是非! http://d.hatena.ne.jp/asuka_project/
読了日:04月16日 著者:小島正樹
蒼 (AO)蒼 (AO)
読んだというよりも、鑑賞した。男心をくすぐります。。。見えそうで見えないがロマンです(見えてるカットもあるけどね)。
読了日:04月13日 著者:蒼プロジェクト
身体も心もボクのもの ~はじめてのSMガイド~身体も心もボクのもの ~はじめてのSMガイド~
無くもないです、SM願望(笑
読了日:04月13日 著者:三葉
衣更月家の一族 (ミステリー・リーグ)衣更月家の一族 (ミステリー・リーグ)
3つの殺人を論理立ててひとつに終結させたのは、恐れ入りました。現代でも、家系図で色々と仕掛けられるんだなぁ。 http://d.hatena.ne.jp/asuka_project/
読了日:04月09日 著者:深木 章子
裏返しの男 (創元推理文庫)裏返しの男 (創元推理文庫)
アダムスベルグのシリーズはミステリというよりも、恋物語だよね。いろいろ語らずに、楽しんだモノ勝ちだと思う。 http://d.hatena.ne.jp/asuka_project/
読了日:04月02日 著者:フレッド・ヴァルガス

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
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