先日の茨城出張の際に、取引先の技術の方と昼食の会話で、煙草の話になった。
喫煙者が「吸ってもいいですか?」とマナーどおりに許可を求めてきた場合、9割9分吸わない人間は「いいですよ。気にしないで」と答える。
煙草を吸わない(生まれてこのかた一度も口にしたことがないのが自慢)私もそう答えるし、「ちょっと遠慮してもらえませんか」とダメ出しをしている人を見たことがない。不思議な現象である。

で、喫煙者の彼曰く、「煙草を吸わない連中と喫煙者の仕事のメリハリが違う」というのだ。
喫煙者の意見は、ニコチンが切れてくると、誰ともなしに煙草を吸うというブレイクタイムを生むというのだ。それが、仕事のいいメリハリになるとのこと。5分〜10分の喫煙時間がもたらす気持ちの切り替え時間が、効率を生んでいるらしい。ただし、これは集中して数人が仕事に取り組んでいる、もしくは作業中、意識的に吸わない時であって、単独でチェーンスモーキングしている人間には当てはまらない、とも・・・。

吸わない人間と一緒に仕事をすると、別段煙草を吸わなくても平気らしい。ただ、煙草を吸わない人間と一緒だとブレイクタイムがなく、延々と仕事に取り組んでいる印象をうけるみたいだ。
気にしたことはなかったが、そう指摘されてみると確かにそうかもしれない。お茶の時間を取るわけでも、気晴らしに散歩するわけでもない。
「一服しますか?」という感覚が欠落しているのかもしれない。誰かが意識的に「休憩取りましょう」といわなければ休憩しないしなぁ・・・。でも、私は割と「休憩、休憩!!」とサボりたがる人間だけど(^_^;)

喫煙者が吸わない人間と仕事、ないしは長時間作業をしている時は、自分が煙草を吸いたくなったタイミングで、「ここらで一本いいですか?」とか「ちょっと一息入れましょうよ。コーヒーでも買ってきますよ」という空気抜きの役割を果たせると、お互いのプラスになるのかも知れない。
ともあれ、人込みでの喫煙やポイ捨て、嫌煙者への声かけなどの、最低限のマナーは厳守ですぞ。