「28日後」

トレイン・スポッティングで真っ先に名前が挙がるのは、ジェダイになる前のユアン・マクレガーですが、28日後の監督はトレイン・スポッティングの監督でもある、ダニー・ボイル。イギリスの生んだホラー映画ってどんなもんだかと思ってみてみました。
・・・が、ん〜、なんとも微妙な感じ。

凶暴性を引き出して、人間性(理性)をなくすウィルスが蔓延し、イギリス全土が崩壊してしまった。
その引き金となった事件から28日後から物語りは始まる。


怖いと言うより、どこに重点を置いて見れば良いの?
描きたいのは、中盤から後半にかけての生存者同士の同士討ち?
本当の敵は感染者なのか生存者なのか?
人間の根底にある残虐性が、ウィルスに感染していようがいまいが、極限状態になったときには表に現れる。結局は人間同士の殺し合いは、無くならないということ。
黙示録的な意味をもつウィルス感染ということ以上に、人間の本質は絶望的なのかもしれない。

ゾンビ映画と比較されがちなようだけれど、なんとなく方向性が違うような気がしました。


ジャンル的にどこにあてはめればしっくりいくのだろうか・・・?