深夜の大部屋で、突如始まったshakaさんとスズキトモユさんのMYSCON談義。いくつかの課題が浮き彫りにされたので、覚えている限り明記してみました。
以下の個人的意見は、なんか上手くまとまってないけど、これをもとに各方面で議論されればいいなぁ。
_________________________________________________________________________________
「インターネット上を彷徨うミステリ者」が集う会
が、MYSCONの概念だ。

【課題】
①毎年、不思議と決まったように、80名前後で申し込みが終息してしまう現状(shaka,sasashin)
②参加人数は現状維持よりも右肩上がりにしたい(shaka)
③以前ほど、申し込み日(時間)に申し込みをする参加者がいない(sasashin)
④プレMYSCONの時のように、有力作家の参加が欲しい(shaka)
⑤「大喜利」に力を込めすぎてないか(トモユ)
⑥作家の一般参加が少ない(トモユ)
⑦開催形態の問題(トモユ)
⑧スポンサーが付くことで、お金が動き、イベント自体の方向性が大きく変わる(トモユ)
⑨一時のSF界のような危機感がミステリ界には感じられない(トモユ)
⑩ミステリの範囲が大きくなりすぎていて、参加メンバーのつながりの希薄感を生んでいないか(トモユ)


MYSCONも開催を7回を数え、安定期に差し掛かってきている。その安定が示すものは、今のMYSCONを継続させていくための安定であって、発展のための下地に繋がっていないような気がするのは私だけだろうか。
私自身、MYSCONに参加したのは3回に過ぎないのだが、3回の参加にして既にパターン化とサプライズの手詰まりを感じている。限られた人数のスタッフで運営されているため、会の規模をこれ以上大きくできない状況も理解できる。それに伴い、ある程度パターン化されたタイムスケジュールの進行が必要なのも理解できる。ただ、「限られた人数のスタッフで運営されている」ということを理由に、現在のMYSCONスタイルを継続していていたのでは、いけないような気がするのだ。

では、現状を打開するためには、どんなことをしたらよいのか。
★現在のMYSCONで行っている企画は、MYSRECのように不定期(もしくは定期化)イベントとして開催。
個別企画はゲーム的要素が多い物、読書会などが中心なので、MYSCON本体と切り離して独立させてしまってはどうだろうか。ゲーム要素の強いものは、関東・関西にて事前に予選会を行い、MYSCON本大会を全国大会の場にするとか。大喜利MYSCONから切り離せば、スタッフが大喜利にとらわれすぎることもないのではないか。

MYSCON本大会で行う企画は、もっと硬いものにしてしまう。
例えば、ミステリ作家を数名集め討論やパネルディスカッションしてもらったり(血を見るかもしれないけど、某センセと本格論議をしてもらうとか・・・)、翻訳家と翻訳モノを得意としている出版社の編集を呼んで、海外ミステリの魅力を語ってもらうとか(生業としてる人と、一読者との作品の薦め方の違いをみるとか)、実際にメッタ切り談義してもらうとか。
MYSCON本大会でしか体験できないような、出版業界でも通用するような本格的な企画を実施することで、今まで以上の価値感が生まれるのではないだろうか。仮に有料で企画を行うとしても、人は集まるのではないだろうか。ミステリソムリエ2は実際に有料だったが、ちゃんと人が集まった例もある。

MYSCON本大会のプレミア度を上げるのが、次のステップだと思う。
色々、やり方はあるんだろうけど、やりなれた今の現状を、少し違うものにすることが次への第一歩なのではないだろうか。
__________________________________________________________________________________

今回のMYSCONはこの話が、自分の中で大きなウェイトを占めたので、書いてみました。
オフレポは他の方のものを参考にしてください(他力本願)。