6月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2487ページ
ナイス数:7ナイス

判事と死刑執行人判事と死刑執行人
これは、すごくいい。終始霧の中なイメージと、老警部から発せられる哀愁とあきらめ。短くそして素っ気ないくらいな表現の中に凝縮された世界。こういう作品は埋もれさせずに、もっと読まれるべきだ。早川からも翻訳がでていたそうだ。自分は読むべくして読んだ。本作は読まれるべきして訳されている。お薦めの一冊だ。
読了日:06月28日 著者:F. デュレンマット
新装版 絃の聖域 (講談社文庫)新装版 絃の聖域 (講談社文庫)
どれくらいぶりの再読だろう。いや〜、栗本薫らしい作品であることは間違いない。この無駄遣いとも思える言葉の泉を堪能して欲しいですよ。世界観とか「芸」についてとか色あせていない感じ。新装版でそれも一冊で読めるなんて。。。
読了日:06月27日 著者:栗本 薫
機動警察パトレイバー PERFECT BOOK キャラクター&メカニックス徹底解析 (別冊宝島 761)機動警察パトレイバー PERFECT BOOK キャラクター&メカニックス徹底解析 (別冊宝島 761)
また、劇パト3部作を映画館でやってくれないかなぁ・・・
読了日:06月25日 著者:
迷走パズル (創元推理文庫)迷走パズル (創元推理文庫)
そうかぁ。詰めが甘かったねぇー。トリックは古めかしいけど、テンポとかストーリー性は合格点。病院なのに、えらくドタバタしております。お手頃価格で読めるのは、東京創元社に感謝。
読了日:06月18日 著者:パトリック・クェンティン
本当にあった笑える話PINK―みんなのエッチないしょ話〓 (〔ぶんか社コミック文庫〕)本当にあった笑える話PINK―みんなのエッチないしょ話〓 (〔ぶんか社コミック文庫〕)
くだらないけど、くすりっ
読了日:06月15日 著者:桜木 さゆみ
エラリー・クイーンの災難 (論創海外ミステリ)エラリー・クイーンの災難 (論創海外ミステリ)
ホックの「インクの輪」は、贋作としても本格としても、ものすごく秀逸。この1編を読むだけでも、本書を買う価値はある。次点は「本の事件」。エラリー・クイーンスタートレックのコラボは爆笑もの。
読了日:06月13日 著者:エドワード・D. ホック
死せる獣 ―殺人捜査課シモンスン― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)死せる獣 ―殺人捜査課シモンスン― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
なんだか、全体的にすっきりしなかった感じ。反小児姓愛者撲滅キャンペーンの展開のしかたや、犯人グループへの逆転的な世論とか、現代社会の脆さみたいなものを考えさせられる。デンマークの、社会情勢とかよくわからないけど、社会派ミステリとして本作をとおして、作者は一石を投じたかったのだろう。それにしても、終始肌に合わない作品だった。いろいろ読んでいれば、相性の悪い物もあると言うこと。
読了日:06月09日 著者:ロデ ハマ,セーアン ハマ

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
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