4年ぶりに復活したMYSCONhttp://myscon.net/)に5年ぶりに参加してきました。
開催発表とともに、日程を調整して行く気満々。参加エントリーは3番目。40超えたおっさんが小学生レベルのウキウキ感で当日を迎えました。
当日、今までのMYSCONの開催時期からは考えられない、蒸し暑さ。不動の開催会場の鳳明館森川別館(http://www.homeikan.com/)でこの暑さを耐えることができるのかと心配して会場入りすると、そこには全室クーラー完備の朗報が。まずは一安心。出迎えるスタッフが暑さで蕩けているのを横目に受付。いつものように名札をもらい割り当ての部屋でひと休み。
17:00から開会式。挨拶する代表のshakaさん(http://d.hatena.ne.jp/shaka/)がとても嬉しそう。まわりを見渡せば、懐かしい顔が並びます。
最初の企画は全体企画の脱出ゲーム「森川別館からの脱出」。5班にわかれ脱出ゲームを楽しみます。脱出ゲームの例題はMYSCONの公式サイトで楽しめます。我が班は、前半戦を2位(実質的には1位だったけど)で折り返し。後半戦の謎解きも苦戦しながら、最初の答えをトップで捻り出したものの、出した答えの「みせてよ金田一」をshakaさんのところに持っていって、爆笑されながらのダメだし。落ち込んでいる暇もなく、スタッフからだされるヒントを元に暗号を解いたところでタイムアップ。もう一押し足りずに脱出失敗。これは問題を作成する方も、解く方もミステリ力が試せてとても面白い企画だと思ったのと、解答解説のppt資料の出来のよさに脱帽しました。
その後は、オークション。出品数は少ないものの、とてもブックオフでは見かけない本ばかり。100円スタートで落札金額もお手ごろ(というか、ちょっと相場的に低すぎる感じも・・・)。で、『ガラスの仮面殺人事件』と『葉山宝石館の惨劇』と『帽子から飛び出した死』の3冊を落札。満足、満足。
個別企画1の2つ「『妖異金瓶梅』読書会」と「ミステリアンソロジーをつくろう!(但し、ドラフト方式で)」の時間は、高年齢層組で温くミステリ談義をしておりました。こういう座談から色々と知識を仕入れられるのもMYSCONの良さ。
個別企画2は、ゲストのミステリ作家 北山猛邦先生(http://trickhazard.blog87.fc2.com/)の持込み企画「シャーロイド(仮)をつくろう」と「講談社ノベルスを中心に個人的に一番面白かった新本格をまったりゆるく語り合ってみたら意外と面白いことがあるかもしれない企画」(略称:ココいちばん)の2つ。シャーロイド気になりつつも、ココいちばんに参加。フクさん(http://www.h4.dion.ne.jp/~fukuda/)お手製の、講談社ノベルズ創刊から2000年までの発刊タイトルを列挙した資料をもとに、市川尚吾さん解説でゆるくダラダラと懐古しながらの回顧話。市川尚吾さんから繰り出される解説と薀蓄を聞いていると、探求本が増えていく不思議。これだからミステリ読みはやめられません。予定の1時間をはるかにオーバーして都合2時間の長丁場。パネラーのお二人ともお疲れ様でした。とは言え、今回は2000年までだったので、次回は2000年以降の作品で盛り上がるんでしょう。
0時過ぎてからは、大広間でshakaさんの出版業界への熱いダメだしを聞き、軽い休憩をはさみ、MYSRECの予行練習。これまたとっても単純な連想ゲームなんだけど、ポーカー形式のチーム戦のようにすると盛り上がることが分かり、1時間以上も遊んでしまう。色々と凝ったものよりも単純なゲームのほうが意外と盛り上がるし、参加してる感が得られるのかも。30分ほど、ミステリ縛りの山手線ゲームをした後、shakaさん講演会第2部がスタート。今後のMYSRECを交えたMYSCONのありかたなど、明け方近くまで延々と話合う。北山先生も参加して、読み手と書き手の考え方の違いや、レクリエーションでの融合のための施策とか、MYSCONでしかできない会話を堪能。
あっという間に楽しい時間は過ぎて、7:00の閉会時間を迎える。「家に帰るまでがMYSCONです」と「MYSCON12でお会いしましょう」の決めセリフを聞いて、終幕。
スタッフの皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。MYSCON12でお会いしましょう!