2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1348ページ
ナイス数:14ナイス

失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選 (光文社古典新訳文庫)失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選 (光文社古典新訳文庫)感想
デュレンマットの世界が堪能できる至極の短編集。小説としてのでき云々というよりも、シニカルな世界観に浸れるか否かで、好き嫌いが分かれるのではないだろうか。個人的には「失脚」(2回くらい読まないと相関関係がつかみにくいかも)と「故障」がお気に入り。
読了日:1月29日 著者:フリードリヒ・デュレンマット
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
10年ぶりくらいの再読。デアンドリアは確かに究極の一発屋かもしれないけど、この作品はよくできてると思うよ。犯人もわかりやすいしね。偶然と必然の関係性がすごくスマートに書けてるから、テンポもよくて読みやすい。新版は登場人物の表記も変わったみたいで、読み易くなってるみたいだし。海外ミステリを避けている人に是非読んで欲しい。
読了日:1月23日 著者:ウィリアム・L. デアンドリア
高慢と偏見、そして殺人〔ハヤカワ・ミステリ1865〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)高慢と偏見、そして殺人〔ハヤカワ・ミステリ1865〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
まったくもって、面白さを感じることはなかった。『高慢と偏見』を読んでいないと、全然世界観がわからないし、キャラクターにも感情移入できない。読んでいてやたらと辛かっただけ。
読了日:1月12日 著者:P・D・ジェイムズ
致死海流 (1979年) (新潮文庫)致死海流 (1979年) (新潮文庫)感想
密室とアリバイ崩しを取り上げた本格モノなんだけど、謎解きがポッと思いつきな感じなので、ワクワク感が楽しめない。全体的に堅苦しい印象。
読了日:1月7日 著者:森村 誠一

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