普段行かない、東急世田谷線沿線のブックオフまで足をのばしてみた。
収穫は少なかったものの、良い散歩になりました。


昨日の話。
いつも立ち寄る本屋で、おじいちゃんと幼稚園の年中さんくらいの孫が本を選んでいた。
孫はポプラ社の絵本が欲しいらしく、どれにしようか悩んでいる様子。でも、なかなか決まらない。
おじいちゃんは少々苛立ち気味。
「図書館に行けば同じのがあるから、違うのにしろ」
「もう、それを買いなさい」
「本をやめて、アンパンマンのビデオを借りてやる」だとか言い出す訳ですよ。
これじゃ、本を買ってもらったとしても、おじいちゃんの株は大暴落ですよ。
そんなことより、こういうモノの言い方をするということは、このおじいちゃん、あまり本を読まない人なのではないかと思ったわけですよ。少なくとも、普段から本を読んでる人って、本を選ぶ楽しさを知ってるはずだし。
そんな光景を見ながら思ったのは、「子供の読書離れ」。
こういう光景を見てると、子供の読書離れを増幅してるのって、先のおじいちゃんのような人だったり、同じようなことをする親だったりに責任があるんじゃないかと思うわけですよ。
本を読もうとしている、子供の気持ちを根本から折るような発言と行動じゃないですか。
いっしょになって選んであげたり、読んであげなければ、子供が「本を読む」ということになんらメリットを感じないはず。ゲームやテレビに走るのは、学校や幼稚園に行けばその話題が共有できるからだと思うんですね。読書だって、話題が共有できれば、子供達もメリットを感じるんじゃないかな。話題が共有できる、一番身近にいる相手って、親だったりするんじゃないかなぁ。
大人だって本を読んで、話題を共有したいから、みんなが読んでそうな「セカチュウ」だったり「バカの壁」だったりを手にするんだろうし。自分だって、ネットでミステリというコミュニティに参加しているから、ミステリを読んでいるところもなくもない。だって、そこに行けば話題が共有できる。
だから、親と子供が本を共有すればいいんだと思う。子供が買ってきた本を、親が読めばいいのさ。子供向けの本なんだから、それほど時間も取られないでしょう。
そうすれば、家庭内のコミュニケーションも保たれ、子供も本を読み、一石二鳥じゃないか。
などと、考えていて、児童向けミステリ読みのそらたさん(id:sorata)や、えんじさん(id:enji)はある意味理想の親なのかもしれないと、根拠もなく思った次第。

延々書いたわりに、着地点がすっとぼけてしまったかな・・・。文化の日ってことでご勘弁!