講談社の「IN-POCKET」の翻訳ベスト10が発表になっております。
http://shop.kodansha.jp/bc/bunko/pocket/ip_mys/ip_mys_01_b10.html

今年はハードボイルドの当たり年だったって言うことかしら。
扶桑社から講談社へ鞍替えしたハリー・ボッシュが1位ですからね。
とはいえ、翻訳家&評論家と作家には評判が高かったものの、読者選では10位にも入っていない。読者選の作品を見ると、いかにもミーハーな感じがするのは私だけだろうか?まあ、読者選に期待をかけるのが間違いなのかも知れないけど。

一部で「バカミス」のレッテルをばっちり貼られた「百番目の男」とか、リンカン・ライムシリーズではなかったことで、意外性ばかりが先行してしまった「獣たちの庭園」とか、女性探偵だが、パンチの効いたハードボイルドの「耽溺者」とか、注目すべき作品がそろったのではないだろうか。
今年のベスト10は、去年の「荊の城」のような一人勝ちになる作品はなく、混戦模様といった感じがする。

「殺人小説家」を読み残しているなぁ・・・。
ホーギーとルルのシリーズも久しぶりだし。

殺人小説家 (講談社文庫)

殺人小説家 (講談社文庫)