2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2381ページ
ナイス数:51ナイス

巡礼者パズル (論創海外ミステリ)巡礼者パズル (論創海外ミステリ)感想
アチェンジしていくような推理がおもしろい。パズルシリーズがこれで終わりってのは、やはりもったいないなぁ〜。ピーターもアイリスもきっと次の一歩を踏み出して、悔いのないように歩いていくんだよ。
読了日:11月30日 著者:パトリック クェンティン
ロートレック荘事件 (新潮文庫)ロートレック荘事件 (新潮文庫)感想
この手の仕掛けは、前情報がないほうが楽しめるよね。発表されてからかなり経っているので、仕掛け自体枯れた感じ。もう少し読了したミステリの数が少なかったら、凄く驚いたかも。ふだんあまりミステリを読んでいない人にオススメします。
読了日:11月20日 著者:筒井 康隆
ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ1863〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
色々と途中感はあるけど、これはこれで。ルパンシリーズは昔、わくわくしながら読んだけど、なんとなく乗れないまま終わっちゃったなぁ。
読了日:11月19日 著者:モーリス・ルブラン
黒川芽以 写真集 『 peplum 』黒川芽以 写真集 『 peplum 』感想
大人な雰囲気出しすぎ。でも、もう25歳になっちゃったんだよねー。
読了日:11月18日 著者:
TOKYO YEAR ZEROTOKYO YEAR ZERO感想
この人の本は人を選ぶ。人が選ぶんじゃなくて。最初の敷居がものすごく高いんだけど、ちゃんと中に入れれば、文章そのものが麻薬みたいなもの。デイヴィッド・ピースが映し出す戦後の荒んだ世界に酔いしれること間違いなし。ミステリを超越した、東京ノワールを堪能しよう。
読了日:11月14日 著者:デイヴィッド ピース
彼の個人的な運命 (創元推理文庫)彼の個人的な運命 (創元推理文庫)感想
三聖人シリーズもこれが最後なんだよね。ケルヴェレールのポケットにヒキガエルが入っている率が低かったなぁ。ヴァルガスは、遠まわしの形容詞がなくてすっきり読めるのがよい。前作からそうなんだけど、探偵役がケルヴェレールに変わってしまったので、三聖人の出番がちょっと少ないのが残念。3人とも独特のキャラクターで楽しませてくれるのに。三聖人シリーズはアダムスベルグシリーズとは雰囲気も作風も違うので、読み比べてもらいたいね。
読了日:11月9日 著者:フレッド・ヴァルガス
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)感想
謎もなにもあったもんじゃない。事件事態にひねりなんてないじゃん。短編でもいいんじゃないか? という考え方の「檻」にとらわれているんだろうな。『姑獲鳥の夏』と『魍魎の匣』を読んでおくと、楽しさ2倍増し。禅の薀蓄を理解しようとしないで、京極堂の世界を楽しめれば、それでよし。 それにしても、本作の榎木津の印象は「かっこいい」の一言につきるね。
読了日:11月2日 著者:京極 夏彦

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